2013年2月6日水曜日

設立目的


大学オンブズマン設立目的(趣旨)


 1990年代以降の高等教育における規制緩和や、国公立大学及び研究機関の独立行政法人化などの構造改革路線のもと、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性が問われる事態が相次いでいます。

 多くの大学で解雇や配置転換、授業担当はずしなどの権利侵害がおこっており、裁判に持ち込まれたものも少なくありません。私立大学においては競争主義的な大学経営によって、学部・学科改組の際に、コンプライアンス上の問題や権利侵害を生じさせるといった問題事例が多発しています。国立大学では法人化にともない、トップダウンが常態化し、学問の自由とこれに基礎づけられた大学の自治の形骸化が生じています。また、任期制や「評価」制度などを通じて、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性はいっそう損なわれています。高等教育政策は、市場原理にもとづき大学淘汰を促進するものとなっています。

 このような状況のもとで、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性の確保を求めることが、日本の大学の未来を創っていくうえで重要な課題となっています。そこで、わたしたちは、市民的な立場から、大学運営(ガバナンス)における不正や違法行為等を調査し改善の勧告を行い、さらに大学関係者(学生、教職員など)の諸権利の擁護のために公的機関を含む関係機関に申し立てや提言を行うことに本格的に取り組んでいきたいと考えるものです。

すでに事態の改善に向けての様々な取り組みがおこなわれていますが、相互の情報交換と交流支援の必要性が求められています。以上のようなことから、ここに大学オンブズマンを設立し、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性を実現する取り組みを進めていきます。

201322

規約、連絡先




大学オンブズマン規定

                             201322日施行

                           

(名称)

第1条  本会は大学オンブズマンと称する。

(目的)

第2条  本会の目的は以下とする。

  イ 大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性を実現する。

  ロ 大学関係者(学生、教職員など)の諸権利を擁護する。

  ハ 関連する国内外の諸団体・機関との協力関係を促進する。

(活動)

第3条  本会の主な活動は次のとおりである。

  イ 大学運営(ガバナンス)における不正や違法行為等を調査し改善の勧告を行う。

  ロ 大学関係者(学生、教職員など)の諸権利の擁護のために公的機関を含む関係機関に申し立てや提言を行う。

ハ 大学運営(ガバナンス)に関する広報活動を推進するため出版等の事業を行う。

  ニ 大学運営(ガバナンス)に関する見解を発表する。

  ホ その他本会の目的を達成するために適当と認められる活動を行う。

(組織)

第4条  本会は大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性に関心を有する者をもって組織する。本会は会員をもって構成する。入会は理事1名の推薦による理事会承認による。

第5条 本会の執行部として理事会を構成する。

第6条 理事は会員総会における出席会員によって会員の中から選出し任期は2年とする。

第7条  理事会は以下で構成する。理事はいずれも本会を代表する(代表理事とする)。

     理事             310

第8条 事務局は、理事会の下におき、担当理事をおく。         

(会計)

第9条 会計は理事会の責任において行う。会計年度は毎年度11日~1231日とする。

(規定改正)

10  本規定の改正は会員総会で行う。


《内規》

  所在地は、600-8458京都市下京区油小路通松原下る樋口町308 京都社会文化センター内におく。

2 会費なし。財政は会員のカンパ金等による。

3 理事会の承認によって顧問若干名をおくことができる。


以上規約


<連絡先> ご相談はこちらまでお願いします。

大学オンブズマン 事務所

 〒600-8458 京都市下京区油小路通り松原下る樋口町308 京都社会文化センター内

 電話:0757416051

e-mail: uniomb1@gmail.com